朝ごはんの時間ですよ

作った料理やひとり言など自由にのせています

会津のこづゆ

こんにちわ。喜多方・朝ごはんの宿 俵屋です。

 

「新潟ののっぺ汁に似てますね」

 

朝ごはんに‘こづゆ’を召し上がったお客様からそう声をかけられました。

 

会津を代表する伝統料理といえば、‘こづゆ’です。

f:id:yado-tawaraya:20170530121325j:plain

餅入り特別バージョン 通常は入っていません

 

ホタテの貝柱・干ししいたけ・里芋・人参・糸コンニャク・・・

 

具材を小さくカットして煮た会津のごちそうです。

 

新潟の‘のっぺ’もやはり里芋や貝柱を小さく切って煮るそうで、違いは

 

鮭の切り身が入って、最後にいくらをちらすところとのこと。

 

以前、読んだ本によると

 

会津でも昔は鮭が採れていたそうで、そのころはやはりいくらをのせていました。

 

しかし、現在は採れなくなったのでいくらに見立てた‘豆麩’をのせるように

 

変わっていったそうです。

 

ちなみに赤い豆麩はお祝い事。白い豆麩は仏事用。と使い分けをします。

 

時代に合わせて伝統食も変化があるのだな。と興味深いですね。

 

似た食文化が残るのは、阿賀野川を利用した交流があった為かもしれません。

 

喜多方・会津の郷土料理と海の乾物 - 朝ごはんの時間ですよ

(こちらに新潟と喜多方の舟運について書いてあります)

 

まだ‘のっぺ’を味わったことがないので、新潟へ行ったらぜひ食べたいですね!