朝ごはんの時間ですよ

作った料理やひとり言など自由にのせています

牛すじの味噌煮込み

 「今朝は寒くないね」

 

 

そんな一言で朝ごはんを作り始めました

 

 

いつもだと ヒーターを付けて白湯を飲んで体を温めてからスタート

 

 

でも 今日は体が動きます

 

 

 

今日の朝ごはんに

 

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「牛すじの味噌煮込み」を付けました

 

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 下茹した牛すじ💖

 

これは、米沢牛のおいしいお店で食べた付け合わせを

 

 

自分なりにアレンジしたものです

 

 

美味しくてずーと忘れられず 先日女将さんからちょっとだけ

 

 

ヒントを頂きました(女将さん、ありがとうございます)

 

 

本家はピリッと辛味がきいてます

 

 

私のはコクのある甘い味

 

 

いつものなめ味噌代わりに一口

 

 

母曰く

 

 

「一口でご飯1杯食べられるわね」

 

 

いやいや、そんなに濃くないでしょう~大げさな・・・・

 

 

と思いつつも 確かにごはんにピッタリだとにんまりする私です

 

 

普段は基本薄味が好きだけど

 

 

一品ガツンと濃い味があると食事がまとまる気がしています

 

 

 

朝ごはん ごちそうさまでした

今日も美味しい一日となりますように

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新年のご挨拶と朝ごはんお休み期間のお知らせ

新年あけましておめでとうございます

 

昨年は多くのお客様にご愛顧頂きまして誠に有難うございます

お正月 皆様はいかがお過ごしでしょうか?

 

俵屋は年末年始お休みを頂き 新年にむけて

心も体も万全な状態で仕事始めを迎えることができました

 

今年も朝ごはんの宿として 会津の食文化を取り入れつつ

体がほっとする料理を作りたいと思っています。

 

と、、、朝ごはんへの想いを書いた後で恐縮ですが・・・

 

調理担当の私事ですが1月末から3月末まで産休を頂きます

まだ出産までは時間がありますが万が一を考え早めのお休みを頂きます

 

それにより朝ごはんのご提供も1月末~3月末までお休みとさせていただきます

楽しみにしてくださるお客様に誠に申し訳ございませんが

何卒ご理解いただけますようお願い申し上げます

 

山菜が出始める4月に新しい家族とともにお客様をお迎えできる日を

心より楽しみにしております

 

                       朝ごはんの宿 俵屋

 

 

 

ひし巻き作り

会津の郷土菓子・ひし巻きを作りました。

 

笹の葉でもち米を包み、蒸しあげた素朴な味。

きな粉やゴマ、最近はピーナツをつけて食べます。

 

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会津では巻いた形がひし形に似ているのでひし巻きと呼びますが、

一般的には笹巻・粽と呼ばれるそうです。

 

笹からもち米がこぼれないように包み、

 

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‘すげ’という草で結びます。

この結び方が難しい。

 

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お義母さんに習いながら作りました。

 

そして、お客様にも会津の味をプレゼント♪

ひし巻きの由来や食べ方メモときなこを一緒に包みました。

 

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以前、お義母さんと笹を採りに山に行きました。

する、ぽっかり笹が倒れて穴のような場所が・・・。

どうやら熊の寝床だったようです(^_^;)

それ以来、ご近所の裏庭から分けて頂いています。

 

 

特別栽培米・さゆり米  ~田植え~

5月の末、特別栽培米・さゆり米の田植えをしてきました!

 

4月中旬にまいた苗が育ち、田植えとなりました。

家族で行う田植え作業。

私は田んぼに落ちないよう、苗箱をひっくり返さないようよろよろ

歩いています。

 

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主人は慣れたもので作業していきます。

小さい時からやっている人は違う!!

いつのまにか私は撮影係となっておりました(笑)

 

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なぜ、会津盆地は米や農作物が美味しいのか・・。

それは‘土’に理由があります。

栄養豊かな土があるわけは、太古に遡ります。

 

会津盆地は太古の時代、海だったそうです。

その証拠に喜多方市の大塩温泉や熱塩温泉は塩気を含んだ

お湯です。大塩温泉ではそのお湯で‘山塩’を作っています。

また喜多方市の高郷という地域では‘カイギュウ’の化石も

発見されています。

 

やがてだんだんと海の水がひき、その過程で栄養豊富な成分が

土壌に残されながら、今の会津盆地となりました。

土に残された太古の栄養豊富な成分のおかげで

美味しい農産物ができると言われています。(諸説あり)

そう思うと、農業は自然の力を借りて作っているのだな。

と感じます。

 

今年も美味しいお米ができますように。

 

 

 

農業のある生活

 

 

主人の実家である米農家に嫁ぐまで、農家というのはなんだか大変な仕事だなぁ。

と思っていました。どんな仕事でも大変なことがありますが、

わからないので漠然と不安が大きかった。

 

でも、嫁いでみたら農業を一緒に行う「家族」のまとまりと心の豊かさに驚き、私も

こういう家族になろうと。目標になっています。

いつかお客様と農作業や畑仕事を一緒にしたいとも思っています。

なぜ、そう思うようになったのか私が感じた農業のある生活について書きます。

 

小さい時から両親のそばで田んぼや畑仕事を見て、手伝ってきた主人は

「家の仕事」という自覚があったそうです。

田んぼの時期は家族でまとまって仕事をするから、小学校から帰っても

遊びに行かなかず、仕事したそうです。

 

「本当は遊びたかったんじゃないの??」と、聞いても

「家の仕事を皆でやるのが当たり前だと思っていた」とのこと。

私も宿屋の娘だから、小さい時からお手伝いをしていました。

主人の気持ちがわかるような気がします。

 

私ができることは苗箱運びや種まき。

それより大事なのが、お茶出しとごはん準備。

休む時間の30分~1時間前に家にあがり、皆さんがすぐ食べられるよう

準備します。

そういった準備の中で、親戚に顔を覚えてもらい、お茶の出し方や

相手への気遣いが養われるような気がしています。

「お年寄りが多いからこのお菓子がいいかな」

「外が暑いから冷たいジュースも必要だな。でも、お茶も飲むかも・・」

嫁として家族になった!という実感が沸き、私は好きな仕事です。

何よりもお義母さんがとても褒めてくれる方で

「助かった助かった。大助かりだぁ」と毎回言ってくれます。

 

最近グリーンツーリズムを体験するために、都会から学生さんが喜多方へ来ます。

農作業を通じて、役に立てたという実感や、指示されたことだけじゃない考えて

行動すること、なによりも泥や草木と触れ合った感動が心を豊かにしてくれるのだと

思います。

家族で協力し、太陽の下で働き、太陽が沈むころに作業を終える。

そして、家族で囲む食卓には、畑から採った野菜料理が並ぶのです。

なんて豊かな生活なんだろう。

 

私が感動したこの豊かさを、いつかお客様にも体験していただきたい。

そう思いながら、畑の仕事を手伝っています。

 

 

 

 

 

 

鰊の山椒漬け ~漬け込み~

米のとぎ汁で一晩うるかした身欠き鰊を漬け込んだ郷土料理。

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庭にある山椒の葉と調味料、今年は蕨も入れました。

 

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炙ってもよし、

そのままでもよし、

山椒の香りがする鰊はごちそうです♡

 

鰊の山椒漬け ~鰊鉢~

鰊の山椒漬けを作るのに必要なものは

身欠きにしん

山椒の葉

調味料

・・・・そして

鰊鉢

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鰊を漬ける専用の会津本郷焼の器です。

作り方は、板状に伸ばした粘土を貼りあわせて作る「たたら」という技法で、

明治の終わりまでは、ろくろは男性の仕事。たたらは女性の仕事とされていたそうです。

大きさは身欠きにしんが収まる25㎝のものが主流です。

陶器で漬けるとおいしい理由は、陶器が呼吸をするから。

気温や湿度を調整し、発酵が上手にできるため。だそうです。

 

私が使う鰊鉢は祖父から父へ、父から私へ受け継がれた器です。

3世代で使うこの鰊鉢は私の宝物です。

 

※鰊鉢の説明はふくしま新発売を参考にしています