鰊の山椒漬け ~鰊鉢~
鰊の山椒漬けを作るのに必要なものは
身欠きにしん
山椒の葉
調味料
・・・・そして
鰊鉢
鰊を漬ける専用の会津本郷焼の器です。
作り方は、板状に伸ばした粘土を貼りあわせて作る「たたら」という技法で、
明治の終わりまでは、ろくろは男性の仕事。たたらは女性の仕事とされていたそうです。
大きさは身欠きにしんが収まる25㎝のものが主流です。
陶器で漬けるとおいしい理由は、陶器が呼吸をするから。
気温や湿度を調整し、発酵が上手にできるため。だそうです。
私が使う鰊鉢は祖父から父へ、父から私へ受け継がれた器です。
3世代で使うこの鰊鉢は私の宝物です。
※鰊鉢の説明はふくしま新発売を参考にしています
喜多方・会津の郷土料理と海の乾物
会津では海の乾物を使用した郷土食がいくつかあります。
鰊の山椒漬け・・身欠きにしん
こづゆ・・・・・ホタテの貝柱
棒たら煮・・・・マダラの乾物
えご・・・・・・えご草
先日、お客様からなぜ海の乾物を使うのか聞かれましたので
少し書いてみますね。
会津の食文化には江戸時代中期~明治20年ごろまで活躍していた
「北前船」が関係しています。
商船のことです。
それを新潟湊から阿賀野川を通り、会津まで舟運で運ばれました。
当時は大変貴重だったことと思います。
現在は住宅地になっているいますが、「通船場」と呼ばれ
当時の名残が地名となってあります。
運ばれた貴重な海の蛋白源はおいしい野菜と合わさって
独特の郷土食ができあがったと言われています。
ご興味ある方は
ダイニングに会津の郷土料理の本がおいてありますので、お手に取ってお読みください(*^-^*)
特別栽培米・さゆり米 ~種うえ~
4月13日、14日にさゆり米の種まきを行いました。
まずは、苗を育てる為に種まき!
~種まきと据え付け~
ポットに土と種籾を入れます
苗を育てる苗代(なわしろ)を作ります。
ココで大切なのが、表面を平にすること。
まんべんなく水分を吸い上げられるようにしないと
苗の成長に影響が出る重要な作業です。
そして、種籾を入れたポットを置く作業をしてビニールをかけます。
これが“据え付け”です。
親戚が集まって協力して行います。
かがむ作業なので腰やら足やら痛くなるんです。
最後は機会の清掃。ここまで行って終りとなります。
文にすると短いですが、2日かけて行いました。
嫁いで6回目の米作り参加。
私は恥ずかしながら、結婚するまでお米がどうやってできるのか
知りませんでした^_^;
今頃どのくらいに伸びたかな。
田植えが楽しみです。