食は人と人をつなぐ
朝ごはんの宿 俵屋のブログへようこそ
宿屋の娘と農家の息子で営む小さい宿です。
このブログでは、今年の秋から提供よていの特別栽培米“さゆり米”と
喜多方・会津の食文化を中心に載せる予定です。
何故、米作りや伝統料理に興味をもつようになったのか少しお話させて頂きます。
私は「食」は人と人をつないでくれる、と思っています。
きっかけは農家へ嫁いだことでした。
農家に嫁ぎ4世代で囲むにぎやかな食卓。お義母さんが作ってくれる料理は
つやつやのご飯とニシンと根野菜の煮物・かぼちゃサラダ・漬物・味噌汁・・・
お年寄りから小さな子どもも食べられる素朴な味です。
どれもとても美味しくて。食後はいつも心がほっとしています。
どうしてこんなに心が満たされるのかな。
と考えていたら素朴な味と、皆で楽しく会話をしながら食べることが心を満たしてくれるのだと気づきました。
この食卓の雰囲気を大切にしたいと思い、お義母さんから普段の料理や郷土食を教えて頂きました。おかげでお義母さんとの距離が縮まり、仲良くしています。
この経験が「食」は人と人をつないでくれる。と考えるようになり、
特別な料理になっている郷土料理を朝ごはんにだしてお客様に地域の食文化を体験して欲しい、お米の美味しさを味わって頂きたいと思うようになりました。
食についてより学ぶために鎌倉「不識庵」にて精進料理。県内や東京で飾り巻き寿司・デコもちを習得。技術だけでなく、お客様に伝える・お客様の話を聴く力も必要と考え、食文化インストラクターも学びました。
現在は喜多方の食文化の歴史を伝えられるよう勉強中です。
俵屋の朝ごはんが、会話のきっかけになり、また喜多方の食に興味をもつきっかけになれたら幸いです。
朝ごはんの宿 俵屋
朝ごはん担当・原誠子